さて、ワークショップイセにはRER(エフユーエフ、もしくはエクユーエクと聞こえる)で行く。我々はラ・デファンスに滞在しているのでラ・デファンス駅から行くことになる。そここらエフユーエフに乗ることになる。ワークショップイセの所在地をグーグルマップで調べてみると、最寄り駅は「アーブルコマルタン」という駅のようだが、そこはメトロの駅。ラ・デファンスからエフユーエフで行くのなら乗り換えなくてはならない。それは煩雑である。
だからエフユーエフに乗って2駅目、オベール駅で降りる。オベール駅とアーブル・コマルタン駅は近い。つまりオベール駅もワークショップイセの最寄駅と見なすことができるのだ。
オブール駅のすぐ近くにオペラ・ガルニエがある。これが先日見学した「オペラ座」であって、このオペラ座さえ見つかれば、ワークショップ・イセは徒歩10分ほどで到着する。
考えてみれば当然のことなのだ。本番会場となる場所から遠く遠く離れたところに宿をとる理由はあまりない。かと言ってワークショップ・イセのすぐ近く、パリの観光名所に立ち並ぶ荘厳なホテルに泊まるわけにはいかない。だから、値段と利便性とを練った末に「ラ・デファンスのオテルアダージオ」という選択肢になったわけだ。知らない土地だと距離感がつかめないので、遥か彼方に会場があり、会場の遥か彼方に宿があるような気がするが、利便性と予算の最大公約数で選ばれているのがこの宿泊先。実は会場まではすぐなのである。
ホテルでパスタを作って食べた後、上記の道程をたどって、ワークショップイセに行った。そこで本日は仕込みとランスルー。仕込み中に照明用の電球が一つ切れてしまった。ワークショップ・イセに合わせて、演出の変更がいくつかあった。洋子ちゃんの部屋でのくだり、筆者の倒れる位置。そして、フラフラする位置。筆者が店員となって登場するシーンは、白布の奥から。その後演出家にチャチャを入れるところもその白幕のあたりから。
あっという間に17時をまわった。バラシは翌日に仕込みやすいように効率を考えながら行なう。これから毎日仕込みをして毎日バラシをする。毎日がノリ打ちだ。またイセの中にある荷物の移動もいくつか行なった。会場をあとにしたのは18時をまわってから。オベール駅から再びRER(エフユーエフ)に乗り込んでラ・デファンスに戻った。そしてついに「オーシャン」というスーパーに行った。それからホテルに戻り、夕食を作って食べた。
写真①
かつてNavigoを使ったことがある方は、この機械で自身のNavigoにチャージをして再利用が可能である。
写真②
ラ・デファンスのマップ。普仏戦争の時、この場所は「ディフェンス」の要であったから、ラ・デファンスとのこと。
写真③
仕込み中。奥に見えるのが舞台である。今は荷物でごった返している。
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西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。